京論壇2019ブログ

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【議長紹介】第二弾:張奕沖

みなさんこんにちは!

2019年京論談で分科会議長を務めさせていただく、文科2類2年生の張奕沖(ちょうえきじゅう)と申します。

「京論壇」に入ってまだ日も浅く、「京論壇」について理解がまだ不十分なので、今回この文章では「京論壇」がどのようなものか説明するよりも、私が「京論壇」で目指したい「議論」について話そうと思います。

 

まず、バックグラウンドについて。名前から見ても分かるかもしれませんが、華僑です。私は生まれも育ちも日本ですが、両親はどちらも中国人で、小さいころから家庭では中国語を喋ってました。私の半分は日本、もう半分は中国でできていると思っています。

 

つい先日も中国人が経営する免許教習所に通い詰め(安いという理由で)車の運転を習いながら、日本社会に根付く華人コミュニティーも体感できたのはラッキーでした。先生も生徒も中国人で、いわゆるブルーカラーの仕事をする人たちが大半です。彼らには社会の荒波を生き抜く技術と野生性を見受けることができました。過去に白タクをしていた人だったり、日本の法律のグレーゾーンを縫って来日中国人観光客を相手にビジネスをしている人がいました。僕はずっと『「高才生(高学歴)」だったら免許一発合格だよな』と言われて煽られてました。結果できませんでした。悔しい~(笑)。彼らは気さくで男気ある人たちでもありました。

彼らと対置して存在するのがエリートです。東大生と北大生が集う「京論壇」はまさにエリート集団と言えるでしょう。「京論壇」に入って2か月も立たない今、実はまだ「京論壇」を十分に理解していないのですが、議長面接や過去の活動記録を読むにつれてエリート集団であることが「京論壇」にとって足かせになっていることに気づきました。つまり、比較的恵まれた環境で生まれ育った私たちには見えない社会の現状がたくさんあるということです。実際、教習所で出会った彼らの生き方を私は知らなかったし、そのたくましさには驚かされました。エリートであることが足かせであるというのは私にとって盲点でした。私はもともと「京論壇」で東大生と北京大生という二国の最高峰の大学の学生が集うことに価値を見出していたからです。

「京論壇」の議論ではこの壁を克服しようとしなければいけません。議長としてはありきたりな話題ではなく、日中両社会のトレンドを踏まえた新しい話をみなさんに提供し、エリートの視野を乗り越えられるように議論を深められるように努めていきます。

また、私自身は自分が主催者であるとは思っていません。この京論壇へと参加した一番の理由は日中両国についてもっと詳しく知ろうと思ったことにあります。議長として議論をただ進行させていくというだけでなく、一参加者として、中国と日本について理解を深めていこうと思います。

 

まあ、真面目な(?)ことを言ってきましたが、ちゃらんぽらんな張奕沖くんです。マイケルジャクソン好きだったり、よくそこらへんで踊ってたりします。みなさんとともに議論を作りあげていこうと思うので、どうぞよろしくお願いします!みなさんの参加を心待ちにしております。

京論壇2019年分科会議長 教養学部2年 張奕沖

 

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