京論壇2019ブログ

京論壇2019公式ブログです。活動報告やイベント告知などをおこないます。HP: https://www.jingforum.org/

ボードメンバー紹介【鎌倉萌江】

あけましておめでとうございます。

本年も、京論壇2019の活動を宜しくお願いいたします。

 

さて、2019年第1回目のブログは、副代表紹介第2弾です!

 

 

こんにちは、2019年度副代表・法学部内定2年の鎌倉萌江と申します!

 

京論壇2017ではジェンダー分科会の参加者として、2018では副代表として、そして2019では昨年度に引き続き、副代表として京論壇に携わることとなりました。

 

昨年度のブログや京論壇公式Facebookで私の自己紹介は既に度々載せてきたので…今回の投稿では、「2年間の京論壇生活で気づいた京論壇の良さ」を綴っていきたいと思います。

 

そもそも2017年度京論壇に参加したい、と私が思ったのは、「自分がやりたいこと」そして「東京大学でしかできないこと」という2つが混じり合ったところに、京論壇が含まれていたからです。

 

というのも私は2017年3月まで他大学の学生でして(しかも2年間他大学に在籍し、第3学年では民法のゼミに入ることが決まっていました)。2017年春東京大学に入学し、再び1年生として大学の門をくぐることになった私は、新歓期の刺激的な荒波に呑み込まれながら、「東京大学でしかできないことを経験できる」サークルに入ろうと、サークル探しに熱を上げていたのです。

 

しかし、キャピキャピキラッキラの1年生に囲まれながら、エセ1年生21歳としてサークル新歓イベントに参加しても、何百と配られる新歓ビラに目を通しても、私が望んでいるようなサークルは中々見つかりません。どのサークルも、私が一番望んでいる「東京大学ならでは」という魅力に欠けているように感じられたのです。

 

そんな中一際目を引いた団体が京論壇でした。京論壇の学生たちはサーオリに向け皆スーツを着ており、良くも悪くも私の中に強烈な印象を与えました(このスーツ新歓は、あまりにも“悪目立ちする”とのことで、2018年度に廃止されましたが笑)。

 

そして最終的に、東京大学北京大学の学生からなる京論壇、というある種の閉鎖的な環境に身を置きたいと考えた私は、面接を何とかくぐり抜け、晴れて京論壇の一員となりました。そして月日は流れ、私が京論壇の活動に携わりはじめてから、今春でいつしか3年目を迎えようとしています。

 

そんな私から見て、良くも悪くも京論壇の一番の特徴とは、一言で表すとその「排他性/閉鎖性」にあると感じています。

 

東京大学北京大学という排他的な集団、ある種現実味のない環境。そんな異空間とも言える環境下で、日中の将来を見据えつつ、理想論を軸にして議論をし尽くす。

 

勿論この排他性は時たま外部から批判される部分でもあります。「東大生・北京大生なんてエリートが集まって、その議論は現実から乖離していないのか?」そんな言葉を投げかけられることもあります。

 

しかしながら京論壇経験者として、京論壇の参加意義を語るのであれば、その意義は「議論自体で得られた知見自体にはなく、むしろそれを通して得られた自省や経験、その経過にある」と言えると思います。

 

北京大生と東大生が集まり、北京と東京で100時間を超える議論を交わしていくこと。朝から晩まで議論をし、ある種の極限状態で自省と発言を繰り返していくこと。所謂エリートと見なされた学生たちが一体感を持って、共に時間を過ごすこと。京論壇という排他的・閉鎖的な環境でしか得られない、そんな環境だからこそ得られる経験が、きっとあると思います。

 

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写真は、京論壇2017ジェンダー分科会での集合写真です。

 

 

最後に、私が1年半前に執筆した京論壇2017のブログから、当時の私が感じた京論壇への参加意義を引用してみたいと思います。

 

「北京側と議論をできて良かった」と思えた理由は、単に興味深い発見ができたから、というだけではありません。議論をする中で相手の立場を理解し、その理由を探ること。このプロセスが、凄く面白く感じられたのです。

 

2019年、新たに京論壇に入ってくる参加者たちには、私が味わったように、議論の過程でそれぞれに何かを感じ取ってほしいと思います。そして、京論壇というフォーラムを利用し、そしてその排他性/閉鎖性を存分に生かし、京論壇でしかできない経験・自省を得てほしいと思います。

 

私は副代表として、そして京論壇の活動を支える者として、京論壇が参加者一人一人に特別な場所となるよう、本年も努めて参りたいと思います。

 

本年も、京論壇の活動をどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

文責:副代表 法学部(内定)2年 鎌倉萌江